野村ホールディングス株式会社
8604株の売買を仲介したり、企業の株式市場上場(IPO)をサポートしたりする日本最大の証券会社グループです。個人向けの証券口座から企業向け投資銀行業務まで幅広く手がけています。
- 1.日本最大の証券グループで、株式市場が活況なときに大きく稼げる会社です。
- 2.新NISAブームで個人投資家口座が急増し、個人向け業務が好調です。
- 3.株式市場が下落すると収益が急減するため、市況に大きく依存した業績です。
- 4.2022年度のように、市場環境次第で大幅な業績悪化が起こる点に注意が必要です。
AI サマリー
日本最大の証券会社グループ。株式売買仲介・引受・資産運用など証券業務全般を手がける。業績は株式市場の動向に強く連動し、2024〜2025年度は株高・IPOブームで大幅増益。ROEは7〜9%台に回復しています。
日本株市場の活況と個人投資家の増加でリテール(個人向け)部門が好調。海外での資産運用ビジネスも拡大中。2025年度の純利益が2,680億円と過去最高水準に近づいています。
株式市場が下落すると収益が急減する市況依存ビジネスです。2022年度のように大幅減益になるリスクがあります。海外投資銀行業務では大型損失が発生したことも過去にあります。
投資スコア
株式市場の動向に業績が強く連動する証券会社。市況が良いときは大きく稼ぎますが、下落時のリスクも大きいです。
主要財務指標
2025期(最新)収益
売上高
1.9兆円
企業の総売上
営業利益
3400億円
本業の稼ぎ
経常利益
3340億円
経常的な利益
純利益
2680億円
最終的な利益
効率性
ROE
標準8.7%
株主資本に対するリターン
ROA
低水準0.6%
総資産に対するリターン
自己資本比率
注意6.5%
財務の安定性
その他
EPS
黒字75.5円
1株あたり利益
BPS
896円
1株あたり純資産
配当性向
26.5%
利益のうち配当の割合
FCF
余裕あり1850億円
自由に使えるお金
業績推移(過去5期)
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | ROE | EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 1.3兆円 | 1510億円 | 1190億円 | 4.3% | 33.6円 |
| 2022 | 1.1兆円▼14.1% | 380億円 | 180億円 | 0.7% | 5.2円 |
| 2023 | 1.3兆円▲20.0% | 1420億円 | 1010億円 | 3.6% | 28.6円 |
| 2024 | 1.6兆円▲22.7% | 2760億円 | 2180億円 | 7.4% | 61.5円 |
| 2025最新 | 1.9兆円▲14.2% | 3400億円 | 2680億円 | 8.7% | 75.5円 |
企業ヘルスチェック
株式市場の追い風で業績絶好調ですが、市況悪化時の業績急変リスクが高いです。
診断項目
株高局面では急成長。2022年度は大幅減益など振れ幅が大きい。
証券ビジネスは市場環境次第で大きく業績が変わる特性があります。
ROEは市況次第で0〜9%に変動。2024〜2025年度は7〜9%に回復。
好市況の今は良好ですが、過去には1%以下まで低下した年もあります。
自己資本比率6%台。金融機関特有の高レバレッジ経営。
証券会社は顧客資産を預かるため自己資本比率が低いのは業界共通ですが、リスクの裏返しでもあります。
2022年度は大幅減益。市場環境による業績変動が非常に大きい。
株式市場が急落すると業績が急速に悪化するため、安定性が低いビジネスです。
注目タイムライン
日本株市場の動向とIPO件数が直近の業績を決定づけます。
新NISA普及による個人投資家層の拡大と資産運用ビジネスの成長が中期テーマです。
日本の金融・資本市場の国際化とともに、アジア展開の成否が長期評価を決めます。
学びのポイント
野村HDは日本最大の証券グループとして、株式市場の活況を最大限享受しています。ただし市況悪化時の業績急変リスクが高く、投資タイミングの見極めが重要な銘柄です。
リスク診断
株式市場が下落・低迷すると売買手数料・引受収益が急減し、大幅な業績悪化につながります。
海外投資銀行業務で過去に大型損失を計上した実績があり、グローバル事業のリスク管理が課題です。
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