東京エレクトロン株式会社
8035スマホやAIに使われる半導体チップを製造するための「機械(装置)」を作る日本の会社です。TSMC・サムスンなど世界の半導体大手工場に欠かせない装置を納入しています。
- 1.AI・スマホの半導体を作るための機械を世界に供給する、半導体製造装置の世界3位です。
- 2.AI需要の急拡大で装置受注が過去最高水準に積み上がっています。
- 3.ROEが20〜28%と製造業で世界最高水準の収益力を誇ります。
- 4.半導体市況が悪化すると受注が急減する業界特性があるため、サイクルに注意が必要です。
AI サマリー
半導体製造装置で世界3位・日本首位。TSMC・サムスン・インテルなど世界の半導体大手に装置を供給しています。AI半導体ブームを追い風に売上高は5年間で1.4兆円から2.6兆円へ86%拡大。ROEは20〜28%と製造業で世界最高水準です。
AI向け先端半導体(HBM・ロジック)の製造需要急増でエッチング装置・成膜装置の受注が急拡大。TSMC・サムスンの先端工場建設ラッシュで2025〜2027年の受注残が過去最高水準に積み上がっています。
半導体製造装置は設備投資サイクルの影響を大きく受け、半導体市況の悪化で受注が急減するリスクがあります。また米国の対中輸出規制強化で中国向け売上が制限されるリスクもあります。
投資スコア
AI半導体の世界的な需要拡大の直接的な受益者。世界トップレベルの収益性と積極的な株主還元が際立つ銘柄です。
主要財務指標
2025期(最新)収益
売上高
2.6兆円
企業の総売上
営業利益
7000億円
本業の稼ぎ
経常利益
7200億円
経常的な利益
純利益
5300億円
最終的な利益
効率性
ROE
高水準24.6%
株主資本に対するリターン
ROA
高水準15.2%
総資産に対するリターン
自己資本比率
安定62.2%
財務の安定性
その他
EPS
黒字3,543円
1株あたり利益
BPS
15,370円
1株あたり純資産
配当性向
50.1%
利益のうち配当の割合
FCF
余裕あり4300億円
自由に使えるお金
業績推移(過去5期)
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | ROE | EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 1.4兆円 | 3170億円 | 2360億円 | 20.5% | 1,578円 |
| 2022 | 2.0兆円▲43.4% | 5380億円 | 4040億円 | 27.9% | 2,700円 |
| 2023 | 1.9兆円▼4.2% | 4580億円 | 3380億円 | 20.7% | 2,259円 |
| 2024 | 2.3兆円▲19.0% | 5900億円 | 4410億円 | 24.1% | 2,947円 |
| 2025最新 | 2.6兆円▲14.0% | 7000億円 | 5300億円 | 24.6% | 3,543円 |
企業ヘルスチェック
AI半導体ブームの最直接的な受益者。ROE20〜28%と世界最高水準の収益力を持ちます。
診断項目
5年間で売上高が86%増。AI・HBM向け装置需要が急拡大。
AIブームが半導体投資を加速させており、TELの装置需要が世界的に急増しています。
ROEは20〜28%。製造業で世界最高水準。
高い技術力と半導体大手との強固な取引関係が、卓越した収益性を生み出しています。
自己資本比率62%。借入が少なく健全な財務体質。
利益の蓄積で自己資本が着実に積み上がり、財務体質が強固です。
半導体サイクルで業績が変動。2019〜2020年は業績が一時落ち込んだ。
好況期と不況期の業績差が大きく、市況を読む力が投資判断に重要です。
注目タイムライン
AI・HBM向け装置の受注残消化ペースと新規受注動向が直近業績を左右します。
2nm以降の先端半導体向け新型装置の納入が中期の成長ドライバーです。
量子コンピューター・次世代半導体向け装置開発への投資成果が長期評価を決めます。
学びのポイント
東京エレクトロンはAI時代の半導体需要拡大の最大の受益者の一つです。世界最高水準のROEと積極的な株主還元が評価される、日本株を代表する成長優良株です。
リスク診断
半導体設備投資サイクルの影響を受けやすく、景気後退時には受注が急減することがあります。
米国の対中輸出規制が強化された場合、中国向け売上(全体の20%超)が制限されます。
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