株式会社キーエンス
6861工場の機械が正確に動くための「センサー」や「計測器」を作っている会社です。世界中の工場に自社スタッフが直接売りに行くやり方で、驚くほど高い利益率を実現しています。
- 1.売上の約半分が利益になる、製造業では世界最高水準の収益力を持ちます。
- 2.借金がほぼゼロで、手元資金が豊富な超健全経営です。
- 3.工場の自動化ブームを追い風に、売上は5年で1.8倍に成長しました。
- 4.景気が悪くなると工場の設備投資が減り、売上が下がりやすい点に注意です。
AI サマリー
営業利益率は約51〜52%と製造業では世界最高水準。売上高は5年間で1.8倍に成長し、自己資本比率90%超という圧倒的な財務健全性を誇ります。直販モデルと高付加価値製品が高利益率を支えています。
製造業のFA(工場自動化)需要が中国・欧州で若干軟調ながら、半導体・EV関連向けセンサーが好調。2025年度は国内外での設備投資需要の回復を背景に増益予想となっています。
主力の産業用センサー・計測器は設備投資サイクルに左右されやすく、景気後退期に需要が急減する可能性があります。中国向け売上比率が高く、地政学リスクも存在します。
投資スコア
利益率・財務健全性ともに製造業で世界トップクラス。設備投資サイクルへの依存がリスクですが、構造的な競争優位性は際立っています。
主要財務指標
2025期(最新)収益
売上高
9240億円
企業の総売上
営業利益
4760億円
本業の稼ぎ
経常利益
5100億円
経常的な利益
純利益
3620億円
最終的な利益
効率性
ROE
標準8.0%
株主資本に対するリターン
ROA
高水準7.2%
総資産に対するリターン
自己資本比率
安定90.9%
財務の安定性
その他
EPS
黒字2,438円
1株あたり利益
BPS
31,510円
1株あたり純資産
配当性向
20.5%
利益のうち配当の割合
FCF
余裕あり3600億円
自由に使えるお金
業績推移(過去5期)
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | ROE | EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 5209億円 | 2640億円 | 1987億円 | 7.1% | 1,339円 |
| 2022 | 7522億円▲44.4% | 3931億円 | 2816億円 | 9.1% | 1,896円 |
| 2023 | 8391億円▲11.6% | 4323億円 | 3202億円 | 8.8% | 2,155円 |
| 2024 | 8972億円▲6.9% | 4606億円 | 3502億円 | 8.6% | 2,358円 |
| 2025最新 | 9240億円▲3.0% | 4760億円 | 3620億円 | 8.0% | 2,438円 |
企業ヘルスチェック
世界トップ水準の利益率と無借金経営で、製造業最高峰の財務体質を持ちます。
診断項目
営業利益率は約50〜52%。製造業として世界最高水準。
売上の半分以上が利益として残る驚異的な収益構造です。
自己資本比率は90%超で借入がほぼゼロ。
不況でも倒産リスクがほぼなく、積み上がった現金・有価証券が事業を支えています。
5年間で売上高が5,208億円から9,240億円へ約77%増加。
製造業のデジタル化・自動化トレンドを追い風に着実に成長しています。
設備投資需要に連動するため、景気後退局面では業績が急減しやすい。
2020年のコロナ禍では売上が一時的に大幅減少した実績があります。
注目タイムライン
中国・欧州での設備投資の回復タイミングが直近の業績を左右します。
半導体・EV・ロボット分野の設備投資拡大がセンサー需要を押し上げる見込みです。
製造業の完全自動化・スマートファクトリー化は長期にわたる成長ドライバーとなります。
学びのポイント
キーエンスは製造業の中で別格の収益性と財務健全性を誇る企業です。景気サイクルに注意しながらも、長期保有に値する優良株として高く評価されています。
リスク診断
景気後退期には製造業の設備投資が一気に止まり、売上高が大幅に落ち込むリスクがあります。
中国市場への依存度が高く、米中貿易摩擦や中国経済の減速が業績に直接影響します。
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キーエンス、FA需要回復で増益基調
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