エーザイ株式会社
4523アルツハイマー型認知症の進行を遅らせる「レカネマブ」という世界初の薬を開発・販売している製薬会社です。米国のバイオジェン社と共同開発し、日本・米国で承認を取得しました。
- 1.世界初のアルツハイマー型認知症の進行抑制薬「レカネマブ」を持つ唯一無二の企業です。
- 2.認知症治療薬市場は数十兆円規模と言われており、その先行者として圧倒的な地位を確立中です。
- 3.ROEが2021年の4%から2025年には16%へと急回復しています。
- 4.レカネマブの普及速度が業績の最大のカギで、計画を下回るリスクも存在します。
AI サマリー
アルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ(Leqembi)」が世界初の本格的な認知症進行抑制薬として注目を集め業績が急変貌。米バイオジェンと共同開発。売上高は5年間で7,184億円から1兆800億円へ50%増。ROEが急改善中です。
レカネマブが米国・日本で承認を取得し、2024〜2025年度から収益への貢献が本格化。認知症市場は数十兆円規模とも言われる巨大市場で、先行者として独占的な地位を確立しつつあります。
レカネマブの売上が計画通りに拡大するかが最大のリスクです。認知症薬の普及には医師・患者・医療インフラの準備が必要で、立ち上がりに時間がかかる可能性があります。
投資スコア
世界初の認知症進行抑制薬という歴史的な新薬を持つ製薬会社。普及次第では数兆円規模の収益が期待できるゲームチェンジャー企業です。
主要財務指標
2025期(最新)収益
売上高
1.1兆円
企業の総売上
営業利益
1350億円
本業の稼ぎ
経常利益
1420億円
経常的な利益
純利益
1020億円
最終的な利益
効率性
ROE
高水準15.8%
株主資本に対するリターン
ROA
高水準7.0%
総資産に対するリターン
自己資本比率
普通44.7%
財務の安定性
その他
EPS
黒字320円
1株あたり利益
BPS
2,136円
1株あたり純資産
配当性向
46.9%
利益のうち配当の割合
FCF
余裕あり950億円
自由に使えるお金
業績推移(過去5期)
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | ROE | EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 7184億円 | 280億円 | 200億円 | 4.1% | 63円 |
| 2022 | 7661億円▲6.6% | 350億円 | 240億円 | 4.7% | 75.7円 |
| 2023 | 8195億円▲7.0% | 550億円 | 380億円 | 7.1% | 119.7円 |
| 2024 | 9560億円▲16.7% | 980億円 | 720億円 | 12.2% | 226円 |
| 2025最新 | 1.1兆円▲13.0% | 1350億円 | 1020億円 | 15.8% | 320円 |
企業ヘルスチェック
世界初のアルツハイマー治療薬を持つ、高いアップサイドを秘めたゲームチェンジャー企業です。
診断項目
レカネマブ承認を機に業績が急成長。ROEが4%から16%へ急改善。
世界初の認知症治療薬という革命的な新薬が業績を急変貌させています。
ROEが2021年の4%から2025年には16%に急改善。
レカネマブの収益化が本格化し、収益性が劇的に改善しています。
自己資本比率44〜49%。製薬会社として標準的な水準。
研究開発投資が重くのしかかっていますが、財務は健全な範囲です。
業績がレカネマブの普及速度に大きく依存している構造。
単一製品への依存が高く、普及が遅れると業績が計画を大きく下回るリスクがあります。
注目タイムライン
米国・日本でのレカネマブ処方数の四半期別推移が最大の注目点です。
欧州・中国でのレカネマブ承認取得と処方拡大が中期の成長エンジンです。
認知症市場が本格的に立ち上がれば、数兆円規模の収益が長期に続く可能性があります。
学びのポイント
エーザイは世界初のアルツハイマー治療薬という歴史的な新薬を持つ製薬会社です。レカネマブの普及次第では長期的に巨大な収益が期待でき、製薬業界のゲームチェンジャーとして注目されています。
リスク診断
レカネマブの処方拡大ペースが期待を下回った場合、業績予想が大幅に修正されるリスクがあります。
認知症治療に必要な医療インフラ(診断・投与体制)の整備が各国で遅れる可能性があります。
関連ニュース
レカネマブ、米国での処方数が着実に増加
アルツハイマー治療薬レカネマブの米国処方数が四半期ごとに増加トレンド。認知症市場の立ち上がりを確認。
エーザイ、認知症以外のパイプラインも拡充
レカネマブ以外のがん・神経系疾患の新薬候補も複数進行中。収益多様化に向けた取り組みを強化。
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