中外製薬株式会社
4519スイスの大手製薬会社「ロシュ」と長年提携し、がんや免疫疾患の世界的な治療薬を日本で製造・販売している製薬会社です。日本の製薬会社の中で、利益率と財務健全性がトップクラスです。
- 1.ROEが25〜29%と日本の製薬会社で最高水準の収益性を誇ります。
- 2.自己資本比率が70%超でほぼ無借金経営という超健全な財務体質です。
- 3.2025年度の売上が初めて1兆円を突破し、成長が継続しています。
- 4.スイス・ロシュグループとの提携に依存している点が主なリスクです。
AI サマリー
ロシュ(スイス)との提携を軸に、がん・免疫・希少疾患領域で世界的な薬を開発・販売。ROEは25〜29%と製薬業界で世界最高水準を長期維持。自己資本比率70%超・売上高営業利益率36%超という圧倒的な財務・収益体質を誇ります。
アレセンサ(肺がん)・エンスプリング(視神経脊髄炎)などのロシュグループ製品が世界で急拡大。2025年度の売上が初めて1兆円を超え、国内製薬企業として別格の収益力を示しています。
ロシュとの提携に依存している面が大きく、提携条件の変更が業績に影響する可能性があります。また主力品の特許切れリスクが2030年代に訪れる見込みです。
投資スコア
日本の製薬株で最高の収益性を誇る別格企業。ロシュとの提携を活かした安定した利益成長が際立ちます。
主要財務指標
2025期(最新)収益
売上高
1.2兆円
企業の総売上
営業利益
4280億円
本業の稼ぎ
経常利益
4380億円
経常的な利益
純利益
3380億円
最終的な利益
効率性
ROE
高水準28.4%
株主資本に対するリターン
ROA
高水準19.9%
総資産に対するリターン
自己資本比率
安定71.1%
財務の安定性
その他
EPS
黒字678円
1株あたり利益
BPS
2,570円
1株あたり純資産
配当性向
22.0%
利益のうち配当の割合
FCF
余裕あり3100億円
自由に使えるお金
業績推移(過去5期)
| 年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | ROE | EPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 6911億円 | 2130億円 | 1630億円 | 25.0% | 327.1円 |
| 2022 | 8423億円▲21.9% | 2890億円 | 2220億円 | 28.5% | 445.9円 |
| 2023 | 8927億円▲6.0% | 3030億円 | 2390億円 | 26.8% | 479.8円 |
| 2024 | 1.0兆円▲16.5% | 3680億円 | 2890億円 | 28.4% | 580円 |
| 2025最新 | 1.2兆円▲13.5% | 4280億円 | 3380億円 | 28.4% | 678円 |
企業ヘルスチェック
ROE25〜29%・自己資本比率70%超という、日本製薬業界で最高の財務・収益体質を誇ります。
診断項目
ROE28%超・営業利益率36%超。製薬業界で世界最高水準。
ロシュグループの高品質製品を製造・販売し、驚異的な収益性を長期維持しています。
自己資本比率70%超。借入がほぼなく財務が極めて健全。
製薬会社として最高水準の財務健全性を持ち、リスク耐性が高いです。
5年間で売上高が初めて1兆円を突破。ROEも高水準を維持。
世界的なブロックバスター薬の販売拡大が着実な成長を支えています。
主力製品の多くがロシュグループの製品。提携関係に依存。
ロシュとの長期的な関係は安定していますが、提携変更リスクは存在します。
注目タイムライン
アレセンサ・エンスプリングの売上継続とロシュグループからの新製品導入が直近注目です。
自社創薬パイプラインの充実とロシュ依存からの脱却が中期課題です。
2030年代の特許切れへの対応策(次世代製品)の成否が長期評価を決めます。
学びのポイント
中外製薬はROE28%・自己資本比率70%超という日本製薬業界で最高の財務・収益体質を持つ別格企業です。ロシュとの提携を軸に安定した成長が続いており、長期保有に非常に適した銘柄です。
リスク診断
ロシュとの提携関係に依存しており、提携条件の変更や戦略の変化が業績に影響する可能性があります。
2030年代に主力製品の特許切れが訪れる可能性があり、次世代製品の準備が課題です。
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ROEが28%超を長期維持しており、日本の製薬会社で最高水準の収益性を継続。
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